笑いあり、涙あり、感動あり！ 駅と駅の間に一編が楽しめる、山手線全30駅をテーマにしたショートショート・ミステリー集です。

原田は、首都圏で《家庭教師のシーザー》を運営する会社で働いている。

子どもを自宅に置き去りにした母親が保護責任者遺棄罪で有罪判決を受けた。

小さな町の警察官メラニー。

母子二人暮らしのアパートで発見された、女性の変死体。

保健センターに勤める保健婦の工藤公恵は、渡井敦子という若い母親からの異常な電話を受けた。

「911代理店」──米国の緊急番号になぞらえて設立されたこの会社は、あらゆるトラブルの解決を目的とした民間企業である。

女子大生ローリーは教授殺しで逮捕された。凶器からは彼女の指紋が検出されたが、彼女には何の記憶もない。

僕は、死にかけると未来を見ることができる。

東京都に実験的に設置された動物保護を目的とする“東京アニマルポリス”通称TAPは警察や動物愛護相談センターと協力しながら、日夜活動している。

轢き逃げで妻を喪ったおれは、シカゴからフロリダに流れてきた。召喚状送達屋をしながらの探偵稼業。

十年前に逝った妻子への贖罪の想いを抱え、日高は日雇い労働者としてひっそり生きていた。

愛―、それは気高く美しきもの。そして、この世で最も恐ろしいもの。

貧困家庭に育ち、義父から虐待を受けている高校生ビリーは、劣悪な環境から逃れるため、プロのアメフト選手になろうともがいていた。

ある夏の夜、一組の男女が崖から海に身を投げた。以後、平和だった町は自殺の名所として有名になる。

州警の狙撃手ボビーが長い勤務を終えて家路につこうとしたとき、緊急招集がかかった。

京子はビストロを経営する美しきギャルソン。

復讐、虐待、束縛、背徳、疑心暗鬼…暗黒の深淵にたたずみ、卑しさ故に純美な五人のファム・ファタルと、翻弄され堕ちていく愚かな男たち…。

躁鬱病で入院中の女性ドンナが五階から飛び降り、昏睡状態に陥った。

打ち捨てられた廃墟ビルから、ビニールに包まれ白骨化した複数の遺骸が発見された。

完璧のはずだった。

18ヵ所を切り刻まれた女性の遺体が発見された。被害者は私立探偵役で有名な俳優の元妻。

夜な夜な子供の泣き声が聞こえたアパートの一室から、親子3人の姿が消えた。

妻子を虐待した末、失踪した兄。

幼馴染みに長年抱いていた恨みが発端の、すぐ解決すると思われた放火事件。

NPO法人「子供の家」の代表で、虐待・差別・体罰・貧困といった子供の人権救済活動に関わっている河原はある日、SNS上で〈このままだとあたし おばあちゃんころしちゃうかも〉【NAGOYA JK】というヤングケアラーと思しき書き込みを見つける。

恋人に貢ぐために、義理の母から保険金殺人の標的にされている高校生・灰村瑞貴。

「あなたには、捕虜の処刑および民間人に対する虐待の容疑がかけられています」戦後まもなく、インパール作戦の日本人指揮官にかけられた嫌疑。

――この小説は私の黒歴史であり、これからの黒歴史になるだろう。

すぐには、死ねないぜ。

誰もが母親になれるわけじゃない、母性なんて湧き出るものではない。子供は愛しいに決まっているーーだけど。

大学4年生の真志歩は、母親との関係をこじらせて、冬休みに帰省しなかった。

動物虐待、ゴミ屋敷放火、下水道内でのガソリン爆発―K署勤務の刑事・亜坂の身辺で奇妙な事件が続発する。

あいつぐ空港テロの恐怖に全米はパニックに陥った。

サム・レイナー、二十八歳。海軍航空基地所属の一等兵曹。

就職が決まらない知章はスポーツクラブに入会した。会員の女性たちに頼まれて近隣の猫虐待を調べると、意外な事件が明らかに。

3歳の幼女が殺された。その腹部には抽象的な顔が描かれ、世間は“悪魔教団”の仕業と決めつける。

サンディエゴの幼児虐待調査官ボウ・ブラドリーは、インディアン居留地で保護された少年を担当することになる。

『じゃじゃ馬ならし』は、妻が夫に隷属することを賛美した、男性上位主義者のための作品よ。

金髪の美少女が5人、相次いで失踪した。

妻に暴力をふるっていた男とレイプ常習犯の死体が発見された。

わたしの名前はジャン・モロ。定職も家もないので、世間ではホームレスと呼ぶが、これでも独立営業の立派なビジネスマンだ。

都内で発生した猟奇連続殺人事件。

マルチ商法の調査に忙殺される検事・有本祥子のもとに、助けを求める手紙が届いた。

警視庁の敏腕刑事・徳田左近は定年間際に警察庁に引き抜かれ、都道府県警すべてに亘る未解決事件の再捜査を担当している。

ロデリックは、大作家の父が若い女優の卵に私生児を生まれたときのスキャンダルをよく憶えていた。

公訴局で働くローズ・ダーヴィには誰にも言えない秘密があった。

“代言人”と言われていた明治の弁護士・落合源太郎は、祇園新地の芸者・鈴吉から幼友だちの秋岡せつが行方不明となっているので探してほしいと頼まれる。

8歳のクリスマス・イブ、道子の隣家が火事で燃えた。炎の中で踊る奇怪な人影を、再び見たのは娘の真由と同じ夢の中だった。

発端は公園で発見された少年の死体だった。捜査にあたったジャネットは、虐待と薬物の痕跡に注目。

大阪郊外の巨大団地で育った小学生の友梨(ゆり)はある時、かつての親友・里子(さとこ)が無邪気に語っていた言葉の意味に気付き、衝撃を受ける。

男と女の間に流れる深い川。そこに広がる暗さは当事者にしかわからないという―。

「ギフト」と書かれた段ボール箱が発見された。中には体液のついた毛布。

舞台はどこにでもある平凡なニュータウン。そこにカルト教団の信者の家族が引っ越してきます。

語学の家住准教授から呼び出された阿良々木暦。要件は「我が子を虐待している自分を助けてほしい」という依頼だった。

残酷でおぞましい事件に隠された真実とは。衝撃的結末に、撃ちぬかれる。

ASV特務班は、DV、ストーカー、虐待事件などに対応するために警察庁直属で設けられた特任捜査チームだ。

ストーカー、レイプ、幼児性愛、年寄りや幼い子供への虐待など、激しさを増す性犯罪や虐待事件に警察がようやく重い腰を上げた。

ユーチューブで人気のチャンネル『野依美鈴のブレイクニュース』。

第16回『このミステリーがすごい! 』大賞・優秀賞受賞作『筋読み』の著者、受賞後第一作。

十四年前、日本中を騒がせた「ペルソナ」と呼ばれる強姦殺人犯。「ペルソナ」は被害女性の元に一輪のバラを残してゆく。

「ゴールデン・エレファント賞」第１回〈大賞〉受賞作第２弾！ 無差別テロ・理由なき反抗・時代の闇を映しだした新たなミステリー小説の誕生です！ ~あらすじ~ １９９１年、宮崎県の慈育病院で発足した嬰児のためのレスキュー制度「コウノトリ・ポスト」の第１号として、

若くして二児の母親になった“あかね”。子供は公園の芝生にほったらかしで、携帯に夢中だ。

結婚七年目の人妻・杏子は夫からのドメスティック・バイオレンスに晒されていた。

さっぽろ雪まつり開幕前日に北海道警察本部大通署管内で起こった、自動車窃盗事件、少女の家出、そして発砲事件。

リンダ・ヴァランダー、まもなく30歳。

二人の少女を惨殺した殺人鬼の命に十億の値がついた。

このままでは、殺される―ある朝、シーツについた小さな血の染みをみつけて、ローズはそう口にしていた。

南北戦争で両親を亡くした少女は兄の手で自分を虐待するおじ一家から助け出されたが、さらに残酷な外の世界を知る(「よくある西部の物語」)。

若き女性調査官がひたむきに奔走する新シリーズ第１作！ 少年犯罪、貧困、毒親、虐待、障害……様々な理由で問題を起こし、家裁を訪れる少年少女や保護者たち。

介護施設「アミカル蒲田」で入居者の転落死亡事故が発生した。

５２ヘルツのクジラとは、他のクジラが聞き取れない高い周波数で鳴く世界で一頭だけのクジラ。何も届かない、何も届けられない。

異母弟の奏人を母の虐待から庇い、夢に魘されると共に眠り宥めてきた七緒。

27歳のタクシードライバーをいまも脅かすのは、親に捨てられ、孤児として日常的に虐待された日々の記憶。

「三匹のおっさん」とは…定年退職後、近所のゲーセンに再就職した剣道の達人キヨ。柔道家で居酒屋「酔いどれ鯨」の元亭主シゲ。

カウンセラーのアリスがいまいちばん心配しているのは、両親から虐待を受けている十七歳の少女シェリーのことだ。

村内先生は中学の臨時講師。言葉がつっかえて、うまくしゃべれない。

心理カウンセラー我妻は、「顔が凶悪すぎる児童カウンセラー」として、子どもたちの間で評判。